2011月11月25日(金)
ユースワークを訪ねる旅フィンランド編2日目は2つの組織を訪ねました。
今回はそのうちの一つ、Allianssi(アリアンシ)というフィンランドの若者系団体では最大の民間NGOを紹介します。
お話をしてくれたのはTimoさんとEijaさんです。
お話をしてくれたのはTimoさんとEijaさんです。
Allianssiはユースワークのロビイングやサービスを行う団体です。誤解をおそれずに言えば、ユースワークの業界団体といったところでしょうか。政治的、宗教的にも中立なおよそ100を超える組織(若者団体、若者研究者団体など)がメンバーに名を連ねています。
活動の目的は、「若者が社会に対して責任を持つこと」、「若者が意思決定の参加のプロセスに関わること」、「若者が国際的な活動に若者を巻き込むこと」です。
ベーシックなこの団体の内容については以下のブログが詳しいのでご参照ください。
Allianssiは、若者に関わるいろいろな事柄を加盟団体と協力しながら活動しています。たとえば4年に一度、選挙権のない10歳から17歳の子どもたち・若者による模擬投票選挙が様々な主体(主に学校)によって実施されます。そこでAllianssiがとりまとめとして選挙結果を集め、選挙前に世間に発表することで社会への影響力を発揮することを目指しています。「選挙の結果は、選挙権のある大人による選挙の結果ととても近い内容になるんだ。」とはTimoさんの言葉です。
他にもロビイングとして、国会議員に成績をつけています。議員が若者にとって利益のある政策の発表、立案、成案の成果を出したかなどによってポイントを割り振り公表しています。特に影響力を持つようで、たまに国会議員から「わたしはあれを頑張ったのにポイントがついてないじゃないか!」とクレームが入るそうな。
Timoさんは、フィンランドのユースワークを見るなら、「参加(Participation)」「若者の声を聞くこと(声が聞かれるべき)」をすごく大事にしているから、そこを中心に見て来なよ、とリコメンドしてくれました。
YECから頼まれた質問で、なぜ文化的(Art,Music,etc..)な活動の参加を勧める必要があるのか?どんな意義があるのか?という質問をしたときの答えが2人揃って「それは子ども・若者しだいですねぇ」と言われた時は、今まさにユースワークで大事だと言ったことを発言したので「あぁ〜」と日本語で漏らしてしまいました。
僕にとってはここで紹介されたフィンランドのユースワークの発展の歴史がフィンランド独立と福祉国家建設の話と密接に関連していてとても面白かったです。内容は、、また別の機会に書きます。ちょっとばてました笑
最後に、Allianssiは若者研究専門の図書館が附属しており、研究者や学生、僕らのような海外の来訪者がたくさん訪れているようです。その様子がこちら。
司書さんのスペース。本を借りにきた学生も 隣に座っておしゃべりしてました |
ロビーの一角 |
15,000冊にものぼる若者関連の図書 |
See ya!
湯浅 雄偉
湯浅 雄偉
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